フェデラーの凄さとは?強さの秘訣や天才で最強と言われる理由5選!

フェデラーの凄さとは?強さの秘訣や天才で最強と言われる理由5選!ロジャー・フェデラー

ロジャー・フェデラー選手、2022年8月には41歳になりますが、いまだ世界のトップを争っているまさにレジェンド!

最強とも天才とも言われ続けているロジャー・フェデラー選手、その凄さ、強さはどんなところにあるのでしょうか?

 

ここでは、改めて天才、最強プレーヤー ロジャー・フェデラー選手の凄さ、強さに迫ります!

 

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フェデラーの凄さとは?強さの秘訣や天才で最強と言われる理由5選!

 

ロジャー・フェデラー選手の凄さや強さの秘訣、天才で最強とまで言われる理由はこちらの5つです。

 

  • ケガが少ないフィジカル
  • ピンポイントのコントロール
  • 世界一のフォアハンド
  • 戦術のブラッシュアップ
  • テニスを楽しむメンタル

 

それぞれ解説していきます。

 

①ケガが少ないフィジカル

 

ロジャー・フェデラー選手の強さ、凄さその1つ目はケガが少ないフィジカルです。

 

プロテニスツアーの試合は、まさに過酷です。

最近でこそ、室内や開閉屋根付きのスタジアムが増え、以前よりも少しは自然環境の影響を受けることが少なくなりました。

そもそもテニスは基本的に屋外で行うため、天候、気温、湿度、風などの自然環境ファクターにかなり影響を受けるスポーツです。

 

また、プレーオンシーズンが長いことも特徴です。

他のプロスポーツに比べるとシーズンオフ期間が極端に短く、ほぼ1年にわたり試合をしているといってもよいでしょう。

暑い時期、寒い時期、ハードコート、芝コート、クレーコート、乾燥地域、湿度の高い地域、とにかくあらゆる条件が次々に選手へふりかかり、長距離の移動も相まって、体調のコンディションを整えるのは容易ではないことがうかがえます。

 

その条件の中、トップ選手には大会への出場義務も課せられ、欠場すればポイントを失ってあっという間にランキングは下がってしまいます。

これらの状況の中、あのすさまじい試合をみせるわけですから、驚異的としか言えませんね。

 

このような大変厳しいプロテニスツアーですが、ロジャー・フェデラー選手は長いキャリアの中で、試合途中棄権することがありません。

少なくとも2020年まで、フェデラー選手は試合途中棄権は1度もありませんでした。

2021年全仏では、膝のケガによる手術の影響で、4回戦のベレッティーニ選手との一戦を試合前に棄権しました。

しかし、試合途中でフェデラー選手がトレーナーを呼んで治療する光景も(このところは少しあるのかもしれませんが)ほとんどありません。

 

他の選手たちも、強靭なフィジカルをトレーニングによって作り上げて試合に臨んでいるはずですが、激戦につぐ激戦で、どうしてもトレーナーを呼ぶケースや、途中棄権をせざるを得ないことはよくあります。

 

どんなに高い実力、ショット力を持っていたとしても、試合が続けられなければ勝利はありません。

このフェデラー選手の驚異的ともいえる実績は、身体に極力負担をかけないナチュラルなテニスをベースに、高速でのポイント奪取、そして試合運びにより達成されています。

 

フェデラー選手は常々、グランドスラムマッチではフルセットになることを想定して試合に臨んでいる、と語っています。

それができる試合運び、スタミナをどうマネージメントするか、それでいていかに身体に負担をかけずポイントを奪うか、こういったところにフェデラー選手の強さ、凄さが現れています。

 

40歳を超えてもなお、トップを争えること自体が奇跡的ですが、それはフェデラー選手のテニススタイルそのものの結果なのだと言えるでしょう。

 

さすがのフェデラー選手も、最近は前述のヒザのケガによる手術をせざる得なかった状態になっています。

少しでも長く、あの華麗なプレーを見たいものです。

 

②ピンポイントのコントロール

 

フェデラー選手の凄さ、強さ、2つ目はピンポイントのコントロールです。

 

この針の穴をも通すコントロールは、フェデラー選手の天才ぶり、最強プレーヤーであることを示しています。

 

2001年、ウィンブルドンにおけるピート・サンプラス選手との伝説の試合に勝利したフェデラー選手、2004年~2006年においては、12回あるGSのうちなんと8回を制覇するという、無敵ぶりを示しました。

このころのフェデラー選手は、サーブ、ストローク、フットワークすべてにわたってスピードにあふれ、まさに相手選手を寄せ付けない鮮やかな攻撃的プレーで打ち破るという、まさにテニス界最高のプレーを見せていました。

 

そして年齢を重ねるにつれ、元々高かったショットやサーブの精度が、さらに高まっていきます。

フェデラー選手のフォームは、どのショットをとってみてもまさに流れるような華麗なものです。

そこから繰り出されるショットは、ラインとラインがクロスするポイントや、ライン上をきれいに捕らえ、観衆のどよめきや、相手選手のどうしようもないという顔を引き出すのです。

 

サーブを取り上げてみると、試合におけるフェデラー選手のサーブスピード最高速はおおよそ200キロ近辺、スピードが驚異の進化をみせている現代テニスでは、ほぼ平均レベル、取り立てて速いスピードとは言えません。

しかし、コントロールが抜群。

ここぞの場面で放たれるフェデラー選手のファーストサーブは、見事にピンポイントでオンライン付近をとらえ、サービスエースとなります。

 

このような驚異的なショットを、涼しい顔でいとも簡単に打ってしまう、これがフェデラー選手の魅力であり、凄さ、強さであり、絶大な人気を博す所以なのです。

 

③世界一のフォアハンド

 

フェデラー選手の強さ、凄さ、3つ目は世界一といわれるフォアハンドです。

 

テニスにおける武器は何でしょうか?

触ることもできないようなビッグサーブ、正確無比なバックハンドストローク、相手より一球でも多く返すことのできるフットワーク・・・

強烈なフォアハンドストロークもその一つです。

 

また、テニスを始めて、誰もが最初に打つボールは、フォアハンドストロークではないでしょうか?

フォアハンドストロークこそ、テニスの原点、そして一番の武器なのです。

 

バックハンド能力が劇的な進化を遂げた現代でさえ、選手はできるだけフォアハンドでボールを打とうとします。

フォアハンドの方がより攻撃的に打てる、フォアハンドの方がミスになる確率が低い、、フォアハンドはやはり基本中の基本なのです。

 

そんなフォアハンドを極め、世界一とも言われているのが、フェデラー選手のフォアハンドです。

フェデラー選手のフォアハンドフォームは、多くのテニスプレーヤーの憧れであることも相まって、連続写真や動画が数多く作られています。

どうしてもフォームだけに目が行きがちですが、実はこのフォームで打てる体勢に持っていくことがフェデラー選手は抜群に速いのです!

相手ショットが来ているところに、フェデラー選手は既にいます。

そしてボールを待てるため、フェデラー選手は一瞬停止しているかのようです。

最適なショットを繰り出せる距離感に自分の体を置いておくことが、抜群に速く、うまいのです。

 

このフットワークと、身体のポジショニングの速さ、そして連続写真や動画で紹介される理想的なフォアハンドストロークフォームにより、世界一といわれるフェデラー選手のフォアハンドショットが繰り出されます。

まさに華麗で美しい、世界一のストロークです。

 

④戦術のブラッシュアップ

 

フェデラーの凄さ、強さ4つ目は年齢ともにブラッシュアップされてきた戦術です。

 

2004年全米オープンを初制覇したフェデラー選手、その時の相手はミスターカモン、レイトン・ヒューイット選手でした。

ヒューイット選手は2001年全米オープン、決勝でピート・サンプラス選手を破って20歳で制覇し、2003年に引退したサンプラス選手以降のテニス界を背負って立つ選手となっていました。

ガッツあふれるプレーでとても人気のあった選手でした。

 

2004年全米オープン、ヒューイット選手は全試合ストレート勝ちで決勝へ進み、3年ぶりの制覇を虎視眈々と狙っていたのですが・・・

しかしこの決勝、初制覇を目指すフェデラー選手は、ヒューイット選手をなんと6-0、7-6、6-0のストレート勝ちで圧倒する結果となりました。

23歳のフェデラー選手は若く、まさにはつらつとしたプレーを披露します。

この当時は、前述でご紹介した世界一のフォアハンドがさく裂していました。

試合を振り返るとフェデラー選手にフォアハンドを打たれると、ヒューイット選手はそのあとの展開が大変厳しくなっていたことがよくわかります。

そして1セット目、2セット目あたりは相手が打ってきた方向に返す確実なストロークをして余裕のある戦いぶりをみせ、3セット目ではコースをどんどん変えていき、攻撃的なプレーをみせます。

簡単に言えば、サーブとフォアハンドストロークで勝ってしまうのがこのころのフェデラー選手でした。

無敵、最強、どのようにしたらフェデラー選手に勝てるのか、あまりにも強すぎて相手選手はつけいるスキがない、そんな時代が続いていました。

 

その後のフェデラー選手栄光の歴史は周知のとおりですが、フェデラー選手を追い、のちにビッグ4と呼ばれる選手たちがヒタヒタと迫ってきます。

全盛時のフェデラー選手でも全仏ではナダル選手に何度も苦杯を喫し、ハードコートでは2011年の覚醒以降特にジョコビッチ選手に対し分が悪くなりました。

そして強靭なフィジカルと安定感を持つイギリス期待のプレーヤー マレー選手がここに割り込んできます。

ライバルの躍進、年齢的な体力の衰え、そしてケガとの闘い、フェデラー選手はとてもケガの少ない選手でしたが、さすがに長年重ねてきた疲労が体に蓄積し、ヒザなどを痛めてしまいます。

 

そしてケガのたびにツアーを離れたフェデラー選手ですが、復活のたびに不死鳥のようによみがえり、離脱以前よりもさらに強くなって戻ってくるのです。

これはフェデラー選手の凄さ、40歳を超えてもなお一線でプレーできる驚異的な強さでしょう。

 

SABR;セイバー(Sneak Attack By Roger/ロジャーによる奇襲攻撃)と名付けられた新戦略を2015年フェデラー選手は披露します。

相手のサーブをサービスライン付近まで出てリターン、ライジングというよりはほぼショートバウンドで返し、ネットプレーで仕留める、SABRはフェデラー選手の戦術ブラッシュアップの典型的な一面です。

 

このころから、ストロークで打ち合うよりも、前へ出てネットプレーで仕留めるシーンが多くなってきました。

またその天才的なボレータッチが抜群、ドロップボレーでは観衆の大歓声を呼びます。

ポイント奪取の時間もより短くなり、アッという間にゲームをとってしまう、そんな印象です。

 

ケガからの復帰のたびに、新戦略、新しい技術をみせてくれるフェデラー選手、それを流れるように華麗にこなすので、ファンはたまりませんね!

 

⑤テニスを楽しむメンタル

 

フェデラー選手の強さ、凄さ、5つ目はテニスを楽しむメンタルです。

今後も長く語り継がれるであろう伝説のプレーヤーとなったフェデラー選手、フェデラー選手が出場する試合には、その姿を一目見ようと、多くのファンがつめかけていますね。

 

ゲームが始まる前、フェデラー選手の試合前ウオーミングアップのことを、実況しているアナウンサーは、よく「ウオーミングアップはまるで遊んでいるようでした」と表現しています。

そして試合が始まっても、フェデラー選手には力み感は全く感じられず、超リラックスしたプレーを披露、次々とスーパーショットをいとも簡単そうに決めて、観衆は大歓声!

 

まさにテニスが大好き、テニスをすることへの喜び、わくわく感に満ち溢れているのです。

ボールをナイスショットした快感が忘れられず、テニスにのめりこむ人も多いですね。

これはテニスの原点、テニスを楽しむこと、フェデラー選手はそこに回帰して試合に臨んでいます。

これは達人でしか、なしえないことかもしれません。

それがフェデラー選手の強さ、凄さの最後の一つです!

 

まとめ

 

以上、テニス史上において一つの時代、そして伝説を築いたビッグ4の一人、ロジャー・フェデラー選手の凄さ、強さ、天才、最強と言われる所以はこちらの5つが挙げられました。

 

  • ケガが少ないフィジカル
  • ピンポイントのコントロール
  • 世界一のフォアハンド
  • 戦術のブラッシュアップ
  • テニスを楽しむメンタル

 

伝説の名選手、ロジャー・フェデラー選手。

その強さ、凄さがどこにあるのか迫ってみました。

このような選手は2度と現れないのかもしれません。

40歳を超えてもなお、その雄姿を見せてくれていますが、瞼の裏にしっかりとそれを焼き付けておきたいものですね!

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