テニスではバックハンドを打つときに両手で打つ人と片手で打つ人がいます。
それぞれに良さや悪さがあり、自分に合ったほうを選択していきます。
テニスを初めたての時、バックハンドを片手にするか両手にするか迷うことがあるかと思います。
両手バックハンドのほうが覚えやすいと聞くけど左手を上手く使えるのか?。。。
そもそも自分は両手バックハンドに向いているのか?向いていないのか?どっちなんだ?と、思うこともあるかと思います。
両手バックハンドには向き、不向きがあります。
今回は両手バックハンドの向き・不向きについてご紹介していきます。
テニスの両手バックハンドが不向きの人の特徴5選
両手バックハンドが不向きの人の特徴は次の5つです。
- ①:利き手以外は使いたくない
- ②:ソフトテニスをしていた
- ③:脚力に自信がない
- ④:いろんなショットを駆使したい
- ⑤:憧れの選手が片手バックハンド
それでは詳しく見ていきましょう。
①:利き手以外は使いたくない
両手バックハンドが不向きの人の特徴1つ目は利き手以外は使いたくないです。
両手バックハンドをやってみたけどどうしても左手の感覚がわからない。
右手だけのほうがなんだか返せそうな気がする。
このように感じる方は少なくないかと思います。
長い目で見れば習得は両手バックハンドのほうが早いのですが、初心者のうちは左手の扱いに戸惑うものです。
フォームは多少変わってはいるけど片手のほうがコートに入れる感覚がわかる。
両手だとそもそもラケットに当たらない、距離感もつかめない。
そんな方は片手バックハンドのほうがいいかもしれませんね。
②:ソフトテニスをしていた
両手バックハンドが不向きの人の特徴2つ目はソフトテニスをしていたです。
ソフトテニスから硬式テニスに転向される方も多いです。
ソフトテニスでは片手打ちが基本です。使う面の向きが硬式とは違うという点はありますが、片手でバックハンドを打つということは同じです。
ソフトテニスから転向されてきた方は既に片手打ちの体の使い方を覚えていることが多いので、両手に変えることが難しいかと思います。
ボールとの距離の取り方、右腕を中心としたフォーム、頭の中でイメージしている自分の姿。
これをいったんゼロにしないとなかなか両手バックハンドがしっくりきません。
両手バックハンドのプレーヤーを見てイメージを作ることから始めたほうがいいですね。
③:脚力に自信がない
両手バックハンドが不向きの人の特徴3つ目は脚力に自信がないです。
片手に比べ、両手バックハンドの方はボールに余分に近づく必要があります。
片手の人が3歩で届くボールも両手の人は4歩必要になってきます。
低い打点のボールを打つときは片手の人よりもさらに膝を曲げて打つ必要があります。
このようにかなり足を使うので脚力が大切になってきます。
シングルスを1試合するだけでもかなり体力の消耗が激しいです。
大人になってからテニスを始めた、楽しく緩やかにテニスを楽しみたい、そんな方は片手のほうがいいかもしれませんね。
④:いろんなショットを駆使したい
両手バックハンドが不向きの人の特徴4つ目はいろんなショットを駆使したいです。
いろんなショットを駆使して戦略的に戦いたい!という人にはあまり両手バックハンドはお勧めできません。
両腕で打つのであまり自由に腕を動かすことができず、安定はするのですが同じようなボールになりがちです。
スライスをしようとするといつもと構えが違うのですぐに相手に見破られてしまいます。
両手バックハンドはどんなボールが来ても弾き返せる鉄壁のディフェンスのようなメリットがありますが、いろんなショットを駆使して変幻自在に戦いたいという方には少し物足りないかもしれません。
⑤:憧れの選手が片手バックハンド
両手バックハンドが不向きの人の特徴5つ目は憧れの選手が片手バックハンドです。
テニスを始めるきっかけは人それぞれありますが、かっこいいプレーを見て憧れの選手ができた、なんて方も少なくないかと思います。
やはり一番の原動力はテニスが好き、あのプレーヤーのようなショットを打ちたい、というものです。
もしそれが片手バックハンドのプレーヤーだとしたら、やはりそちらを目指したほうが練習にも身が入ります。
習得の速さや教える人が多いなど、両手バックハンドを進められることが多いかと思いますが、やりたい!と思えるなら片手バックハンドにも挑戦してみましょう。
テニスの両手バックハンドが向いてる人の特徴5選
続いて両手バックハンドに向いてる人の特徴を見ていきましょう。
両手バックハンドが向いてる人の特徴は次の5つです。
- ①:ガンガン攻めたい
- ②:脚力に自信がある
- ③:ミスが嫌
- ④:試合で速く勝ちたい
- ⑤:好きな選手が両手バックハンド
それでは詳しく見ていきましょう。
①:ガンガン攻めたい
小難しいことを考えるのは苦手、とにかく打って打って打ち勝ちたい!そんな方は両手バックハンドに向いています。
両手バックハンドはフォアハンドに負けず劣らず攻めることができます。たとえ相手が強力なショットを打ち込んできてもさらに力強いボールを打ち返すことができます。
ビックサーバーが相手でも両手バックハンドならリターンエースも狙えます。
最近はラケットの進化もありどんどんパワーテニスが主流になってきています。
攻めて攻めて攻め切りたい!という方は是非練習してみてください。
②:脚力に自信がある
両手バックハンドが向いてる人の特徴2つ目は脚力に自信があるです。
片手バックハンドに比べ余分に近づく必要がある両手バックハンド。
低い打点でもしっかりと膝を曲げて腰を落とさなくてはいけないので、脚力が重要になります。
素早くボールに追いつくダッシュ力、しっかりと腰を落とすスクワットができるような筋力、そしてそれらを長時間行ってもバテないスタミナ。
両手バックハンドはしっかりとボールに追いつきさえすればどんなボールも力強く返すことができます。
これらに自信がある方は両手バックハンドに向いています。
③:ミスが嫌
両手バックハンドが向いてる人の特徴3つ目はミスが嫌です。
テニスにミスはつきものですが、ミスばかりでは勝つことができません。
初心者のうちはどちらが先にミスをするか、という勝負になりやすいです。
弱点を作りたくない、とにかく安定してボールを返し続けたい。
そう思える方は両手バックハンドに向いています。
④:試合で速く勝ちたい
両手バックハンドが向いてる人の特徴4つ目は試合で速く勝ちたいです。
テニスを楽しむ要素はたくさんありますが、試合に勝ちたいというのもその一つです。
試合に出るとよくわかりますが、初心者のうちはどちらが先にミスをするか?という展開になりやすいです。
両手バックハンドのほうがフォームが安定しやすいのでいろんなボールにも何とか対応して返しやすいです。
両手バックハンドのほうが強打も覚えやすいので早く試合に出て勝ちたい方は両手バックハンドをおススメします。
⑤:好きな選手が両手バックハンド
両手バックハンドが向いてる人の特徴5つ目は好きな選手が両手バックハンドです。
やはり好きな選手の存在は大きいですね!
ジョコビッチ選手、ナダル選手、アルカラス選手、などプロの上位選手も多くは両手バックハンドです。
どんなに打ち込まれてもモノともしない安定感、ベースラインからでもエースが取れる攻撃力、不利な体勢からでもカウンターが狙えるリカバリー力。
憧れの選手、憧れのショットを見て真似したいと思えたら是非両手バックハンドにチャレンジしてみてください
まとめ
いかがでしたでしょうか?
両手バックハンドの向き・不向きをご紹介してきました。
最後にもう一度まとめます。
両手バックハンドが不向きの人の特徴は次の5つです。
- ①:利き手以外は使いたくない
- ②:ソフトテニスをしていた
- ③:脚力に自信がない
- ④:いろんなショットを駆使したい
- ⑤:憧れの選手が片手バックハンド
両手バックハンドが向いてる人の特徴は次の5つです。
- ①:ガンガン攻めたい
- ②:脚力に自信がある
- ③:ミスが嫌
- ④:試合で速く勝ちたい
- ⑤:好きな選手が両手バックハンド
向き・不向きを見極めてテニスを楽しんでください。
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