テニスでは左利きが有利と言われています。
コートもボールも同じなのにどうして左利きのほうが有利なんだろう?
こう思う方も少なくないのではないでしょうか?
なんとなく左利きのほうが強そうだから、左利きと対戦するといつもの自分のプレーができずやりにくさを感じる。
このようにうまく言えないけど体感としてやりにくさを感じている方もいらっしゃるかもしれませんね。
実は理由があります。
今回はなぜテニスは左利きが有利なのか、その理由を説明していきます。
テニスは左利きが有利である理由5選!
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テニスは左利きが有利である理由は次の5つです。
- 理由①軌道が見慣れない
- 理由②ボールの回転が見慣れない
- 理由③打点が読みにくい
- 理由④特にサーブが強い
- 理由⑤経験値に差が出る
それでは解説していきます。
理由①軌道が見慣れない
2018年ローマでシャラポワと練習するナダル。2人ともレベル高すぎて草pic.twitter.com/1dorTBL2Qg
— モリス@海外テニス情報 (@Morris2009USop) May 23, 2023
テニスは左利きが有利である理由1つ目が、軌道が見慣れないです。
テニスはボールの軌道を予測して準備に入ります。
初心者のうちは自分の体の近くまでボールが飛んでくるまで、ボールがどこに来るかわからないため、とりあえずボールに近づいていきます。
慣れてくると「あ、これはこのくらいのタイミングで近づけばちょうど打てるな」
ということがわかるようになります。
これは何回もボールの軌道を見ることでなんとなくわかってくることです。
経験を積めば積むほど相手が打った瞬間に、この軌道のボールならこのあたりに来るな、というのがわかるのです。
左利きの選手が相手の時はこの予測がしづらいので左利きの選手が普通に打つだけですでに有利な状況が作れるわけです。
②ボールの回転が見慣れない
コーチであるイワニセビッチの『サンダー・サーブ』をモノマネするジョコビッチ。観客から拍手が起こるほどの高クオリティ。pic.twitter.com/aBus5eS8hT
— モリス@海外テニス情報 (@Morris2009USop) May 26, 2023
テニスは左利きが有利である理由2つ目が、ボールの回転が見慣れないです。
左利きの選手のボールは右利きの選手と逆回転をします。
ボールの回転はトップスピンとスライスとフラットが主ですが、人によって少し癖があります。
綺麗に順回転している選手もいれば、少し斜めに傾いている選手もいます
しかし左利きの選手が打つボールはそもそも逆回転なので、普段右利きと対戦している選手にとってはボールの飛んできかたが逆になるのです。
左利きのフォアが自分のバックに飛んで来たらどんどんボールが遠くに行くので、いつもより多く走らなければなりません。
③打点が読みにくい
2014年の全仏オープンで、ボールボーイと一緒に雨宿りしてスタンドを沸かすジョコビッチ。ラケット持たせてあげたり、ソーダ渡して乾杯したり、こんなことされたら惚れる。pic.twitter.com/x2PlPJT1jr
— モリス@海外テニス情報 (@Morris2009USop) May 22, 2023
テニスは左利きが有利である理由3つ目が、打点が読みにくいです。
これも、普段右利きと対戦している選手にとっては嫌なポイントです。
バックハンドはある程度打点が決まっているので読みやすいのですが、左利きの選手にとってはフォアハンドになります。
フォアハンドのほうが懐が広いので、そうすると普段とは違う打点からボールが飛んでくることになります。
テニスは予測が大切なスポーツなので、打点が読めないとどうしても判断が遅れてしまいます。
あえてバックハンドを狙うのもいいですね。
④特にサーブが強い
全仏オープンの本戦出場を決め、地元ファンからスタンディングオベーションを受ける元トップ10選手のプイユ。右肘の手術を乗り越え、長いスランプに苦しんできた彼の苦労は計り知れない。pic.twitter.com/Mxv2Z1dA5C
— モリス@海外テニス情報 (@Morris2009USop) May 25, 2023
テニスは左利きが有利である理由4つ目が、特にサーブが強いです。
スライスサーブやスピンサーブなど、回転のかかったサーブは特に取りづらいです。
右利きの選手では到底ありえないほどスライスサーブは曲がってきます。
これをバックハンドに打たれただけで右利きの選手は不利になります。
スピンサーブもやはり右利きの選手ではありえない跳ね方をしてくるのでブレークがなかなかできないですね。
左利きの選手は特にサーブを練習して自分の武器としていきましょう。
⑤経験値に差が出る
STB倶楽部FRIDAY🎾
さらに切り返し
リアクション+フットワーク
テニスで当たり前に起こる
前後左右の動きをトレーニングして
次にヒッティング練習につなげます pic.twitter.com/fwlLXIjzzo— KOJI TOYOMAKI (@502Kt) May 26, 2023
テニスは左利きが有利である理由5つ目が、経験値に差が出るです。
初めにも書きましたが、テニスは予測を繰り返していると経験値が溜まっていきます。
相手が打った瞬間にだいたいのボールの落下地点がわかるようになるのです。
左利きの選手は右利きの選手といつもあたるため経験値が豊富です。
しかし右利きの選手はあまり左利きの選手と当たる機会が少ないため、経験値がそこまで多くありません。
試合の前から経験値の差が出てしまうのです。
周りに左利きの選手がいる方はバランスよく練習してみてください。
まとめ
フォアハンドってむずいな pic.twitter.com/v7ui1gfLtm
— カズマックス/和真 (@tennis39comeon) May 24, 2023
いかがでしたでしょうか?
最後にもう一度まとめます。
テニスは左利きが有利である理由は次の5つです。
- 理由①軌道が見慣れない
- 理由②ボールの回転が見慣れない
- 理由③打点が読みにくい
- 理由④特にサーブが強い
- 理由⑤経験値に差が出る
右利きの選手があえて左でやるのもいいですね
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