テニスのビッグ4全員に勝利した選手は誰?何人いるの?
このように考える方も多いのではないでしょうか?
一時期はビッグ4だけでグランドスラムのタイトルを独占する時期もあったほど圧倒的な強さを誇るビッグ4。
ビッグ4が一人倒されるだけでも一大ニュースになっていましたね。
ビッグ4の1人を倒すだけでもかなり難しいのに、4人全員を倒したことがある選手はそもそもいるのか?
今回はビッグ4全員に勝利したことがある選手について解説していきます。
テニス界のビッグ4全員に勝利した選手は誰で何人いる?
テニス界のビッグ4全員に勝利した選手は次の11人です。
- ①スタン・ワウリンカ
- ②ファン・マルティン・デルポトロ
- ③マリン・チリッチ
- ④錦織圭
- ⑤ドミニク・ティエム
- ⑥ジョー・ウィルフリード・ツォンガ
- ⑦ジル・シモン
- ⑧グリゴール・ディミトロフ
- ⑨アレクサンダー・ズベレフ
- ⑩ステファノス・チチパス
- ⑪トマーシュ・ベルディハ
それでは詳しく解説していきます。
①スタン・ワウリンカ
テニス界のビッグ4全員に勝利した選手1人目はスタン・ワウリンカです。
- 名前:スタン・ワウリンカ
- 生年月日:1985年3月28日
- 自己最高世界ランキング:シングルス3位、ダブルス88位
- 現役期間:2003年~現在
- 主な成績:シングルス16勝、ダブルス2勝
対戦相手 | 対戦成績 | 勝率 |
ロジャー・フェデラー | 3勝22敗 | 12% |
ラファエル・ナダル | 3勝18敗 | 15% |
ノバク・ジョコビッチ | 5勝19敗 | 21% |
アンディ・マレー | 8勝11敗 | 44% |
計 | 19勝70敗 | 21% |
ビッグ4以外の選手で4人全員から3勝以上挙げているのは現役選手に限るとワウリンカ選手のみとなります。
グランドスラムの優勝経験もあり、フェデラーと同郷のスイス出身でもあります。
フェデラーとダブルスを組んでオリンピック優勝経験もあり、ビッグ4がいなければランキング1位も獲得していたことでしょう。
②ファン・マルティン・デルポトロ
テニス界のビッグ4全員に勝利した選手2人目はファン・マルティン・デルポトロです。
- 名前:フアン・マルティン・デル・ポトロ
- 生年月日:1988年9月23日
- 自己最高世界ランキング:シングルス3位
- 現役期間:2003年~現在
- 主な成績:シングルス22勝、ダブルス1勝
対戦相手 | 対戦成績 | 勝率 |
ロジャー・フェデラー | 7勝18敗 | 28% |
ラファエル・ナダル | 6勝11敗 | 35% |
ノバク・ジョコビッチ | 3勝15敗 | 16% |
アンディ・マレー | 3勝7敗 | 30% |
計 | 19勝51敗 | 27% |
グランドスラム1大会でロジャー・フェデラーとラファエル・ナダルの両方に勝利した初の選手であり、2005年全仏から2013年全米までのグランドスラム35大会中唯一のBIG4以外の優勝者です。
怪我により長期でツアーを離れてますが引退説もささやかれており今後の動向が注目されます。
③マリン・チリッチ
テニス界のビッグ4全員に勝利した選手3人目はマリン・チリッチです。
- 名前:マリン・チリッチ
- 生年月日:1988年9月28日
- 自己最高世界ランキング:シングルス3位、ダブルス49位。
- 現役期間:2005年~現在
- 主な成績:シングルス20勝
対戦相手 | 対戦成績 | 勝率 |
ロジャー・フェデラー | 1勝9敗 | 10% |
ラファエル・ナダル | 2勝6敗 | 33% |
ノバク・ジョコビッチ | 2勝16敗 | 11% |
アンディ・マレー | 3勝12敗 | 20% |
計 | 8勝43敗 | 16% |
調子がいいときは誰も手が付けられないほどの強さを誇るチリッチ。
ビッグ4といえど絶好調のチリッチは最も対戦したくない選手の一人です。
高身長から繰り出されるサーブ、守備範囲の広さ、カウンターの威力は絶品です。
④錦織圭
テニス界のビッグ4全員に勝利した選手4人目は錦織圭です。
- 名前:錦織圭
- 生年月日:1989年12月29日
- 自己最高世界ランキング:シングルス4位、ダブルス167位
- 現役期間:2007年~現在
- 主な成績:シングルス12勝
対戦相手 | 対戦成績 | 勝率 |
ロジャー・フェデラー | 3勝8敗 | 28% |
ラファエル・ナダル | 2勝11敗 | 15% |
ノバク・ジョコビッチ | 2勝16敗 | 11% |
アンディ・マレー | 2勝9敗 | 18% |
計 | 9勝44敗 | 17% |
グランドスラム優勝経験こそないですが、当時絶好調だったジョコビッチを倒したり、その活躍は皆様もご存じの通りかと思います。
最近は怪我から復帰しチャレンジャーでも好調に勝ち進んでいるのでこのままトップレベルまで復帰してもらいたいですね。
⑤ドミニク・ティエム
テニス界のビッグ4全員に勝利した選手5人目はドミニク・ティエムです。
- 名前:ドミニク・ティエム
- 生年月日:1993年9月3日
- 自己最高世界ランキング:シングルス3位、ダブルス67位。
- 現役期間:2007年~現在
- 主な成績:シングルス17勝
対戦相手 | 対戦成績 | 勝率 |
ロジャー・フェデラー | 3勝2敗 | 67% |
ラファエル・ナダル | 4勝8敗 | 33% |
ノバク・ジョコビッチ | 2勝5敗 | 29% |
アンディ・マレー | 1勝2敗 | 33% |
計 | 10勝17敗 | 37% |
ナダルに次ぐ次世代のクレーキングとも呼び声高い選手です。
片手バックハンドでもパワフルなショットを打つことができ、当時絶好調だったナダルを倒したことで一躍知名度をあげました。
現在は怪我からの復帰が上手くいかずなかなかトップ10に戻ってこれてないですが、今後に注目したい選手です。
⑥ジョー・ウィルフリード・ツォンガ
テニス界のビッグ4全員に勝利した選手6人目はジョー・ウィルフリード・ツォンガです。
- 名前:ジョー・ウィルフリード・ツォンガ
- 生年月日:1985年4月17日
- 自己最高世界ランキング:シングルス5位、ダブルス33位。
- 現役期間:2004年~2022年
- 主な成績:シングルス18勝、ダブルス4勝。
対戦相手 | 対戦成績 | 勝率 |
ロジャー・フェデラー | 5勝12敗 | 29% |
ラファエル・ナダル | 4勝9敗 | 30% |
ノバク・ジョコビッチ | 3勝7敗 | 30% |
アンディ・マレー | 2勝4敗 | 33% |
計 | 14勝32敗 | 30% |
フェデラー・ナダルの2強時代から彼らと渡り合ってきた選手です。
強力なフォアハンドが武器で、フラット系のショットは何度もエースを獲得してきました。
昨年、惜しまれつつも引退しましたが、ビッグ4に勝ったことがある貴重な選手の一人です。
⑦ジル・シモン
テニス界のビッグ4全員に勝利した選手7人目はジル・シモンです。
- 名前:ジル・シモン
- 生年月日:1984年12月27日
- 自己最高世界ランキング:シングルス6位、ダブルス117位。
- 現役期間:2002年~2022年
- 主な成績:シングルス14勝
対戦相手 | 対戦成績 | 勝率 |
ロジャー・フェデラー | 2勝7敗 | 22% |
ラファエル・ナダル | 1勝4敗 | 20% |
ノバク・ジョコビッチ | 1勝11敗 | 8% |
アンディ・マレー | 1勝5敗 | 17% |
計 | 5勝27敗 | 16% |
通称「沼」とも呼ばれるディフェンス能力の高い選手。
スライスや配球を駆使して、一発こそはないですが、じわじわと相手を苦しめていくプレースタイルです。
ビッグ4の強力な攻撃も粘り強く戦い勝利を収めてきました。
⑧グリゴール・ディミトロフ
テニス界のビッグ4全員に勝利した選手8人目はグリゴール・ディミトロフです。
- 名前:グリゴール・ディミトロフ
- 生年月日:1991年5月16日
- 自己最高世界ランキング:シングルス3位、ダブルス66位。
- 現役期間:2008年~現在
- 主な成績:シングルス8勝
対戦相手 | 対戦成績 | 勝率 |
ロジャー・フェデラー | 1勝8敗 | 11% |
ラファエル・ナダル | 1勝13敗 | 7% |
ノバク・ジョコビッチ | 2勝8敗 | 20% |
アンディ・マレー | 1勝5敗 | 16% |
計 | 5勝34敗 | 13% |
ベビーフェデラーとも呼ばれるほどフェデラーと似たようなフォーム、戦い方をするオールラウンダー。
基本に忠実で大崩れすることなくコンスタントに勝ち上がってきます。
フォームに無駄がなく流れるように動きながら繰り出されるショットが武器です。
⑨アレクサンダー・ズベレフ
テニス界のビッグ4全員に勝利した選手9人目はアレクサンダー・ズベレフです。
- 名前:アレクサンダー・ズベレフ
- 生年月日:1997年4月20日
- 自己最高世界ランキング:シングルス2位、ダブルス68位。
- 現役期間:2013年~現在
- 主な成績:シングルス19勝、ダブルス2勝。
対戦相手 | 対戦成績 | 勝率 |
ロジャー・フェデラー | 3勝3敗 | 50% |
ラファエル・ナダル | 1勝6敗 | 14% |
ノバク・ジョコビッチ | 4勝6敗 | 40% |
アンディ・マレー | 6勝2敗 | 75% |
計 | 14勝17敗 | 45% |
198cmの長身から繰り出されるサーブと強力なストロークが武器の選手です。
やや、スピードやコートカバーリングが指摘されますがそれを補えるほどの攻撃力が武器です。
圧倒的な攻撃力でマレーには勝ち越しており、ビッグ4との対戦成績もかなり高い選手です。
⑩ステファノス・チチパス
テニス界のビッグ4全員に勝利した選手10人目はステファノス・チチパスです。
- 名前:ステファノス・チチパス
- 生年月日:1998年8月12日
- 自己最高世界ランキング:シングルス3位、ダブルス64位。
- 現役期間:2015年~現在
- 主な成績:シングルス9勝、ダブルス1勝。
対戦相手 | 対戦成績 | 勝率 |
ロジャー・フェデラー | 2勝2敗 | 50% |
ラファエル・ナダル | 2勝7敗 | 22% |
ノバク・ジョコビッチ | 3勝5敗 | 38% |
アンディ・マレー | 2勝1敗 | 66% |
計 | 9勝15敗 | 38% |
ジュニア時代はそれほど有名ではなく、プロになって頭角を現してきた選手です。
24歳とまだ若く、これからのテニス界のトップ層に名を連ねる選手の一人です。
グランドスラムでも上位に食い込むことが多くなってきており、ランキング1位も狙える選手です。
⑪トマーシュ・ベルディハ
テニス界のビッグ4全員に勝利した選手11人目はトマーシュ・ベルディハです。
- 名前:トマーシュ・ベルディハ
- 生年月日: 1985年9月17日
- 自己最高世界ランキング:シングルス4位。
- 現役期間:2002年~2019年
- 主な成績:シングルス13勝、ダブルス2勝
対戦相手 | 対戦成績 | 勝率 |
ロジャー・フェデラー | 6勝20敗 | 23% |
ラファエル・ナダル | 4勝20敗 | 17% |
ノバク・ジョコビッチ | 2勝19敗 | 10% |
アンディ・マレー | 6勝11敗 | 35% |
計 | 18勝70敗 | 20% |
高身長ながらフットワークもよく、攻撃力も抜群。
ベースライン付近からでもエースが取れるショットを持っています。
グランドスラムすべてでベスト4経験がある数少ない選手の1人でもあります。
まとめ
いかがでしたか?
最後にもう一度まとめます。
テニス界のビッグ4全員に勝利した選手は次の11人です。
- ①スタン・ワウリンカ
- ②ファン・マルティン・デルポトロ
- ③マリン・チリッチ
- ④錦織圭
- ⑤ドミニク・ティエム
- ⑥ジョー・ウィルフリード・ツォンガ
- ⑦ジル・シモン
- ⑧グリゴール・ディミトロフ
- ⑨アレクサンダー・ズベレフ
- ⑩ステファノス・チチパス
- ⑪トマーシュ・ベルディハ錦織選手は凄いですね。
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